
嬉野温泉では、毎年6月初旬になると「ホタルバス」が運行されています。「ホタルバス」は、嬉野温泉街から少し離れた、知る人ぞ知るホタルスポットへと連れて行ってくれるというのです。
- 大村屋・北川
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地元の人からすれば当たり前の景色を、観光者目線にして10年以上続く人気企画となりました!湯上がりにホタルの幻想的な光をぜひご堪能ください。

この企画は、6月の閑散期をどうにか盛り上げようと、嬉野温泉観光協会で立ち上げたものなのだとか……。そもそも「ホタルバス」っていう、企画名がかわいいですよね。一体、どんなものなのか。実際に子連れで参加してみました!
2025年の嬉野温泉ホタルバスの基本情報


『嬉野温泉 ホタルバス 2025』
【出発日】2025年5月31日~6月9日(合計10回)
【料金】
①宿泊者/大人・小人500円(3歳以上)
②一般者/大人1,000円・子ども500円(3歳〜11歳)
※2歳未満無料(座席なし)、座席利用小人料金要
【行程】
シーボルトの足湯前出発 [①20:00 ②20:30]〜
旧温泉センター出発 [①20:05 ②20:35]〜
岩屋川内ダム [ホタル鑑賞:約30分]〜
旧温泉センター帰着 [①20:55 ②21:00]〜
シーボルトの足湯前帰着 [①21:00 ②21:30]〜
最小催行人員/10名
利用バス会社/温泉タクシー、西九州観光バス
【申込みの締切日】
出発当日の17時まで(但し、募集人員22名になり次第締切)
※5/31、6/5、6/7は44名で締切
【注意事項】
①このツアーは必ず歩きやすい靴、服装での参加をお願いします
②奇数人数でご参加のお客様は当日の募集人数により相席をお願いする場合がございます
【お問いあわせ・お申し込み】
旅行主催(企画・実施):(一社)嬉野温泉観光協会 TEL:0954-43-0137(9時〜18時、木曜定休)
※旅館ホテルの宿泊者は宿泊している宿に当日17時までに御連絡下さいませ
※一般受付の方は嬉野温泉観光協会までお電話ください
※悪天候等により中止となる場合もございます
※蛍は自然の生き物です。必ず見れるとは限りません
さあ、ホタルバスに乗り込もう!

19時45分。旅館大村屋を出た我々親子は、一目散に集合場所である「シーボルトの足湯」へ。今からホタルを見るためだけにバスに乗るなんて、完全なる非日常で、とってもワクワクします。

集合場所の「シーボルトの足湯」前には、受付が行われていました。受付を済ませて、バスへ乗り込みましょう!

バスへ乗り込むと、乗車した全員に記念品である「マグネット」が配布されました。ポスターと同じ、ちえちひろさんのイラストが描かれていて、とてもかわいい。

このプレゼントに、息子たちは大喜び。写真を撮ったらすぐに「なくさないように」と、バッグの中へしまい込んでいました。

バスの中では、佐賀元祖忍者村 肥前夢街道の忍者さんが案内をしてくださいます。案内においては、「かたじけない」「〜でござる」など、忍者言葉を徹底!
1対1のクローズドなコミュニケーションの時でも「かたじけない」と言われるので、なんだかこちらが照れ臭いなぁ。でも息子たちは「わかったでござるー!」とすぐ順応。バスの中を盛り上げてくれました。

短い移動時間ではあるものの、車内では忍者さんがホタルに関するマルバツクイズを開催。内容のガチさに、この企画への情熱を感じました。よく調べているなぁ……。
おかげさまで、楽しく過ごすことができました。

バスで10分程度で、ホタルスポットへ到着しました。
ホタルが舞う幻想的なスポットへ

バスを降りて、ホタルスポットへ出発。舗装されていない道ということを聞いていたので覚悟していましたが、舗装されていないだけで、そこまで道が荒れているわけではありません。
スニーカーなどの歩きやすい靴、ある程度動きやすい服装であれば、問題ないと思います。バスが停車した場所から歩いて1~2分の場所に、たくさんのホタルがいました!

「いたでござる!」
「飛んでるでござる!!」
ホタルバスで忍者語を覚えた子どもたちは、忍者語で大喜び。

ホタルスポットは橋の上で視界が開けており、奥行きがありました。ホタルを見るには最高のスポットで、まさに「ホタル劇場」です。
「ようし、写真を」とカメラを取り出し、撮影してみましたが、真っ暗で何も写りませんでした。
正直に白状しますが、この記事で使用している写真はプロのカメラマンが撮影したもの。ぼくにはこんな写真は撮れません。

カメラを知り尽くしている方で、ホタルを撮影するために何らかのプランがある方以外は、ほぼ撮影するのは無理だと思った方がいいと思います……。
限られたホタル鑑賞の時間です。「どう撮っても真っ暗な写真しか撮れない」とモヤモヤした時間を過ごすよりは、目の前のホタルに集中した方がよい時間になるはずです。
自由気ままにキラキラと輝きながら舞うホタルに、ぼくたちは目と心を奪われました。

時折、橋の上に「フワ〜」っとやってくるホタルがいます。2匹仲良くやってくることもあって、小さな2つの光が子どもたちの真上に飛んできました。
「近いでござる!!」
「2匹いるでござるー!」
抜けない忍者語……。これもまた、嬉野のホタルバスらしさなのかな。ホタル鑑賞は約30分で終了。ぼくらは帰りのバスに乗り込みました。
6月上旬は嬉野観光をホタルで彩れる特別な期間

帰りのバスでも、息子たちが忍者さんにホタルのクイズを要望。ホタルそのものにも関心を持ってくれたようです。
「質問でござる!ホタルってなんで光るの?」
「質問でござる!ホタルはなんで水辺に住んでいるの?」
息子たちの質問にも、忍者さんは完璧な回答を忍者語で答えてくれました。本当によく勉強されていて、大人も感心していました。すごい……。
「楽しかったでござる!!」「ばいばーい!!」

嬉野温泉の6月の風物詩、ホタルバス。この貴重な期間に、ぜひ嬉野温泉へ行ってみませんか。ホタルだけでなく、忍者さんがお待ちしております……でござる。
今回紹介した暮らし観光
嬉野温泉 ホタルバス
- 集合場所
- シーボルトの足湯、旧温泉センター
- 料金
- ①宿泊者/大人・小人500円(3歳以上)
②一般者/大人1,000円・子ども500円(3歳〜11歳)
※2歳未満無料(座席なし)、座席利用小人料金要 - 注意事項
- ①このツアーは必ず歩きやすい靴、服装での参加をお願いします
②奇数人数でご参加のお客様は当日の募集人数により相席をお願いする場合がございます - お問い合わせ・お申し込み
- (一社)嬉野温泉観光協会 TEL:0954-43-0137(9時〜18時、木曜定休)
- 備考
- ※旅館ホテルの宿泊者は宿泊している宿に当日17時までに御連絡下さいませ
※一般受付の方は嬉野温泉観光協会までお電話ください
※悪天候等により中止となる場合もございます
※蛍は自然の生き物です。必ず見れるとは限りません